ABOUT

自然農法の中でも私が取り入れた自然農法は、農薬を使用しないのは勿論のこと、耕さず、肥料も使用しない栽培方法です。そこに生えた草を刈っては乗せて刈っては乗せてを繰り返し、長い年月をかけて土壌細菌を育て豊かな土を作るという方法です。その土で収穫した物は雑味も無く、本当に美味しいお米ができます。昔の人がしていた、土を汚すことなく自然との共存、自然からほんの少しだけ恩恵を受けるお米を皆様に召し上がっていただきたいと考えております。

お米ができる過程

籾おろし:籾を目覚めさせます。

 (目を覚ますと「はと胸状態」になり口ばしが付いてるみたいで可愛いのです♡)

 ↓

籾まき :籾まきを行い苗を育成します。

 ※令和6年は水が来ないハプニングがあり直播をおこないました。

 (水が来ない!困った(;'∀') 水道水?いや違う!同じ育てるなら天然の綺麗な水がよい!という理由で直播を決断しました(=゚ω゚)ノ)

 ↓

田植え :50㎝間隔で手植えします。

 ※令和6年は種まき器と田引き車を導入

 (田引き車を使い、籾を蒔いてく。鳥に食べられないかヒヤヒヤものでした(;^_^A)

 ↓

水の管理:毎日、水田の水の量を調整し育成状況を確認しています。

 (詰まって水切れしてる時は大慌てで復旧です(*'▽'))

 ↓

草の管理:あわやひえ等随時取り除いています。

 ※直播した事で、草も共育ち約1カ月半毎日草をとりました。

 (真夏の炎天下の中これは本当にしんどかった!近所でもポックリいってしまうのではと評判になりました(笑))

 ↓

被 害 :色んな動物がやって来て荒らされました。シロサギ・クロサギにアナグマ、ヌートリアです。

 ※自然のあるべき姿で育てるとこういった被害は付き物です。1/6やられました。

 (さぞかし美味しかったんでしょう!とただただ眺めるばかりで駆除はやっぱり私には無理なので共存します(-ω-)/)

 ↓

稲刈り :稲穂を刈取り、はざかけ出来る様に一束ずつ結束します。

 ※令和5年度は手刈りでしたが、今年からバインダー導入しました。

 (新しい機械テンション爆上がりです♡)

 ↓

はざかけ:束ねた稲を棒などに架けて約2週間、天日と自然風によって乾燥させます。

 ※下向きにかける事でうま味がお米に追熟されます。

 (はざかけの風景見なくなりましたよね。寂しいと思いつつ大好きな景色です)

 ↓

脱 穀 :籾を稲穂から取り離します。

 ※コンバインの横から通します

 (昔の人は脱穀も手作業だったのかと思うとホント頭が下がります。)

 ↓

天日干し:籾の水分量を均一にする為、むしろに広げ水分量14%まで乾燥させます。

 ※水分量を測れる機械を導入しました。

 (昔の人は感覚で水分量を判断出来ていたなんてホント凄いですね!)

 ↓

注文があってから行う作業

籾 摺 り:受注後、出荷する量だけ籾摺りを行い玄米にします。

 ※令和5年はご近所さんにお願いしましたが、令和6年より新たにもみすり機導入しました。

 (注文を受けてから籾を摺る。これが「今ずり米」と名付けた由来です♡)

 ↓

選  別 :未成熟米や変色したお米を選別し取り除く作業を行うことで品質が向上します。

 ※昨年までご近所さんにお願いしてましたが、今年より選別機も導入しました。

 (お届けするとなれば、最高のものを食べて頂きたいです(^^♪)

 ↓

精  米 :玄米から精米(五分)にします。

 ※令和6年精米機はお米に優しい循環式を導入しました。

 (玄米苦手な方でも栄養分を残しつつ食べて貰える様に五分精米でおとどけ、白米より美味しいです♪)

 ↓

パッキング:キューブ型やガセット型等それぞれの商品形に真空パックで成形します。

 ※令和6年真空パック機導入しました。

 (少ししかお届け出来ない希少米だからこそ、鮮度にもこだわりました。キューブ型可愛いですよね♡)

 ↓

ラッピング:包装します。

(これを食べて笑顔になってくれるといいな(*^^*)と想像しながら心を込めて丁寧に包装します。)

 ↓

梱包・発送:品質管理を徹底し皆様のお手元にお届けいたします。

 ※郵便局より発送します。

 (長い月日を経てやっとお届け出来る瞬間です!皆様の健康と幸せを祈りながらお嫁にだしますね。美味しく食べてやってください♡)

圃場の歴史

圃場は先祖代々より受け継がれた土地です。

昔は、牛を飼い牛が田んぼを耕し、全ての作業が手作業で行われていました。

・~1979年頃

私の幼少の頃はすでに牛おらずトラクターに変更されていましたが、大人数で田植えをしたり稲刈りをした時期がありました。

当時は何処の家も「はざかけ」を行っており、脱穀した後の山積みになった稲で基地を作って遊んでいたのを思い出します。

.1980年頃~1985年頃

人手不足と機械化、そして時代の農薬に対する流れも相まって、慣行農法で農薬を使用する時期が5年程続きました。

.1986年頃~2015年

慣行農法ではありますが約30年以上肥料は少量使用していましたが、農薬は使用せず栽培を行っていました。これは兼業農家だった父が、同じ作るなら農薬を使用しない物を家族に食べさせたいという思いで栽培してくれていました。評判の美味しいお米を私は毎日頂く事ができ、お陰で米の味にうるさい人間ができあがりました(笑)

.2015年~2022年

いよいよ作付けをする者がおらず7年耕作放棄地となりました。その間年に一度草を刈る程度で、一切の農薬・肥料は勿論の事除草剤も使用していません。

.2023年~現在

耕作放棄地を草や宿根を取り除き、耕す事無く手作業で田んぼへと戻しました。それが2023年の1~2月です。

それを経て2023年春に自然農法での作付けを行い、今年2024年は2回目の作付けとなっています。

書き起こしてみると、改めて先祖代々から沢山の人に手入れされ大切に守って来た土地だという事が良くわかりました。私も次世代に自然のまま綺麗な圃場で残していきたいと思います。

【概要】
屋号:和の氣と自然
開業:2023年1月  
代表:杉本由紀恵
住所:兵庫県神戸市中央区磯辺通1丁目1番18号カサベラ国際プラザビル707
 ※住所は個人宅の為バーチャルオフィスを利用しています。お越しくださっても対応出来ませんのでご了承ください。
定休日:土日祝日